
この記事では、保護犬は難しいと考えている人向けに、その接し方について解説するワン!
保護犬は難しいと考えている人は多いです。
その理由として、飼い主が思っているような行動が出来ないことが挙げられます。
もっとも、保護犬にも色々とありますので、中にはとても人懐っこい性格の保護犬もいます。
ですが、その反対で今まで人間に良くしてもらっていない、または酷い目にあわされていたため人間に恐怖心を持っている保護犬もいます。
これは、保護犬によってよっろ今までの生活環境が異なるので、ある意味仕方ありません。
そのため、保護犬を自宅に迎え入れた際には、保護犬の行動をよく観察して、その性格に合った接し方を行う必要があるのです。


- 平成2年4月より保護犬と生活
- 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
- ミックさんはかなりのビビり
- 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験


- 平成2年4月より保護犬と生活
- 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
- ミックさんはかなりのビビり
- 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験
保護犬の接し方


保護犬は、新しい環境下での接し方によって、その後の性格形成に大きな影響を与えます。
保護犬の様子を観察する
保護犬によっては、少し大げさかもしれませんが、いきなり暴れる可能性があります。
ただ、保護犬=今までの生活環境があるため、それが変われば思わぬ行動を起こしてしまう可能性があるのです。
特に、保護犬の中にはとても神経質になっている犬や臆病な犬がいます。
そのため、保護犬の性格を見極めるためにも、その様子を観察することから始めましょう。
ちなみに、我が家にきた保護犬のポメラニアンは、どうやら後者のようでした。
最初は、自宅の中に入れようとしても怖がってか外に逃げようとしたり、部屋の隅っこから離れませんでした。
これは、かなり人間に対して恐怖心を持っていることが分かります。
下記記事内の画像のように、当初サークルの奥の隅っこに座り込んでしまい、そこからは中々動かなかったですね。


そして、私が近づこうとしたら、逆に保護犬から向かってきて噛みつかれました。
さらに、もう一度近づいたらまた噛みつかれたので、しばらくは手袋をはめて保護犬と接していました。
犬と接するために手袋をするというのは、一般家庭で犬を飼っている人から見ればあまり考えられないと思います。
これが保護犬になってくると、今までの生活環境によっては人間を近づけたくないという思いから噛んでくる事があるのです。
そのため、保護犬が新しい生活環境に慣れるまでは油断することが出来ません。
保護犬の初動は慎重に
保護犬が初めて何かを行う場合には、どのような行動を取るのか?の予測が難しいため、慎重に行う必要があります。
例えば、初めて保護犬が散歩に出る際には、しっかりとハーネス&リードを付けて急な飛び出しを防止すべきです。
いきなり、ハーネスやリードをしないで散歩に出ることはないと思いますが、この装着が緩いと外れてしまいかねません。
その結果、道路に飛び出してしまい怪我をするリスクもあるのです。
そのため、散歩の際はリードをしっかり持って、保護犬を制御しましょう。
シャンプー時の注意点
保護犬を初めてシャンプーする場合、お風呂場の床で滑らないように滑り止め防止マットを敷く、何か桶のようなものを置くなどの対策が必要になります。
特に、ポメラニアンの場合には脚が細くて弱いため、シャンプー中に暴れだしてしまうとお風呂場で脚を滑らせてしまい、脱臼してしまう可能性があるのです。
そのため、あらかじめお風呂場の足場が滑らないようにしておく必要があります。
ちなみに、我が家ではお風呂場での滑り止め用として、市販のタイルカーペットを2枚程敷いてからシャンプーを始めます。
こうする事によって、ポメラニアンがお風呂場で滑る事無くシャンプーを行う事が可能です。


ドライヤーにも注意が必要
シャンプー(リンス)後には、ドライヤーを使って保護犬の被毛を乾かす必要があります。
この時にも、保護犬が滑らない、または逃げ出さないようにあらかじめ対策を行っておきましょう。
例えば、我が家ではシャンプーリンス後には必ずドライヤーを使って保護犬の被毛を乾かします。
その際には、椅子と首輪&リードを用意して、保護犬ポメラニアンが逃げ出さない&椅子から落ちないようにしています。
もっともこれは、猫と違って犬は高いところが苦手という習性を利用しているのです。
ただ、機械の音が苦手という保護犬もいると思います。
その場合は、保護犬をあまり動けないようにすることはもちろん、ドライヤーの機械音に敏感なのか?そうでは無いのか?の確認も重要です。
そして、保護犬がドライヤーの機械音でも大丈夫であれば、そのままドヤイヤーを使って問題ありません。
しかし、機械音に敏感の場合には、吸収タオルで拭く→短時間のドライヤー→ブラッシングで被毛をほぐすを繰り返してみて下さい。
私の経験上、こうする事によって被毛の長いポメラニアンでも多少は時間が掛かりますが被毛をサラサラにする事が出来ます。
また、保護犬がドライヤーの機械音に対して敏感な場合には、無理にドライヤーを使い続けると体調を崩してしまう可能性があります。
そのため、最初は短い時間から始めて徐々に使う時間を伸ばしていくようにして下さい。
何事にも慣れが必要になりますよ。



はじめは保護犬の挙動に注意しながら接していく必要があるワン。
焦らずじっくりと向き合うこと


先ほどは、我が家の保護犬の例を元に、いくつか接し方について解説しました。
ただ、基本的に保護犬の接し方は、それほど大きくは変わらないです。
最初は見守る心が必要
保護犬は、過去の生活環境によって性格形成がされます。
我が家のミックさんのように、極端にビビり(臆病)な子や吠えまくる子、普通の犬と変わらない子など、様々です。
そのため、最初の数日間は、自宅内で静かに見守りましょう。
そして、保護犬の場合には、環境が変わるとストレスを感じることがあります。
特に、今まで虐待や飼育放棄の経験があると、環境の変化には敏感に反応しやすいんです。
そのため、保護犬が自分で「この環境なら大丈夫、安全だ」と感じるまでは、辛抱強く待つ必要があります。
環境に慣れるための時間とスペースの提供
保護犬が新しい環境に慣れるためには、ある程度の時間と居住スペースを十分に与えることが必要です。
特に、大きな家や複数の家族がいる場合、初めは犬が安全だと感じられる部屋の隅っこが良いでしょう。
そして、ここにはケージやベッド、クッションなど犬が安心して落ち着ける空間を用意します。
その後、少しずつ家の中を探検させることで、環境への不安を取り除き、安心感を持たせることが出来ます。
そのため、焦らずに時間をかけて、その環境に馴染むための手伝いをしましょう。
また、保護犬との信頼関係を築くためには、日々のケアと優しい接し方が欠かせません。
毎日の餌やりや散歩などを通して、保護犬に対して「この人は安心できる存在」と感じてもらうことが必要です。
さらに、急に犬を呼び寄せたり大きな声を出したりすると、恐怖心を与えてしまうことがあるため注意が必要です。
保護犬との信頼関係構築には、ある程度の時間を要する場合もありますが、継続的なケアと優しい態度で我慢強く接しましょう。



最初は部屋の隅に居住スペースを作ると良いワン。
まとめ
人間も保護犬もそうですが、初めての環境では色々と慣れていないことがあります。
その結果、どうしたら良いのか?が分からないケースが出てくることでしょう。
ただ、人間とは違って保護犬は言葉が話せないため、飼い主によってその行動を管理する必要があります。
そのため、散歩にせよお風呂にせよ、保護犬が初めて何かを行う時には、あらかじめ準備を万全にしておいて焦らず慎重に行動して下さいね。



保護犬は環境が変わるとストレスを感じる場合があるので、最初は暖かく見守る必要があるワン!
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