
この記事では、保護犬と家族に迎えるメリットについて解説するワン!
我が家では、平成2年4月に保護犬を迎えました。
ちなみに、先代犬はペットショップでセールをしていた時に一目ぼれしたポメラニアンです。
それでは、なぜ今回保護犬を迎えたのか?というと、とあるニュースで保護犬の現状を知ったから。
それまでは、保護犬という言葉は知っていたものの、その現状はほとんど知らなかったんです。


- 平成2年4月より保護犬と生活
- 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
- ミックさんはかなりのビビり
- 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験


- 平成2年4月より保護犬と生活
- 先代犬はペットショップで購入のポメラニアン
- ミックさんはかなりのビビり
- 歯石取り、去勢、避妊、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼などを経験
保護犬とは何か?


保護犬とは、ブリーダーやペットショップ、さらには各家庭などの事情で、各施設に保護された犬のことです。
具体的には、飼い主による飼育放棄や多頭飼育崩壊、ブリーダーの経営破綻、迷子や野良犬として保護された犬などが該当します。
そして、保護犬には、元々家庭で飼われていた場合もあれば、路上での厳しい環境の中で野良犬として生き延びていた犬も含まれます。
また、保護犬は純血種から雑種、子犬から老犬まで非常に多種多様となっており、それぞれ個性やその背景が異なっているのです。
保護犬が生まれる理由や背景
保護犬が生まれる最大の理由は、「飼い主の無責任さ」です。
例えば、経済的な困難や転居、高齢化、病気などの事情から犬を飼えなくなった飼い主が、そのまま犬を手放してしまうケースが多く見られます。
また、悪質なブリーダーが、適切な飼育環境を提供できずに崩壊し、多くの犬が保護される状況も大きな問題となっていますね。
我が家のミックさんは、ブリーダーから保護施設に送られました。
しかし、引き渡しの際にミックさんを見たときに、その飼育環境は酷かったと想像することが出来ましたね。
ちなみに、2023年度の統計では、年間約20,000頭の犬が保護されたとされています。
その一方で、保健所に収容された一部の犬は譲渡されることなく殺処分の対象になるという厳しい現実もあるのです。
保護施設や団体の役割
保護犬を支援するための中心的な存在が、保護施設や動物保護団体です。
これらの施設や団体は、飼い主を失った犬たちを一時的に保護し、適切なケアを行った上で新しい里親を探す役割を担っています。
また、殺処分ゼロを目指す活動を通じて、犬たちの命を救うために尽力しています。
この活動は、なまら中途半端な気持ちでは出来ないため、頭が下がる思いです。
さらに、保護犬と一般の人々が触れ合える「保護犬カフェ」のような施設も増えています。
私の近くにはありませんが、全国各地にあるようなので、犬たちが新たな家庭を見つけるための場となっていますね。



保護犬は、飼い主やブリーダーの都合で生まれる可能性が高いワン。
保護犬を迎えるメリットとは?
ペットショップから犬を購入する人も多いと思います。
私も先代犬の時はそうでした。
ただ、保護犬を迎えるメリットもあるのです。
保護犬の命が救える
保護犬を迎えることで、あなたは一つの大切な命を救うことが出来ます。
日本では、年間約20,000頭の犬が保護されていますが、約2,100頭がやむを得ず殺処分されています。(2023年度の統計)
この現状は、多くの犬が本来の家族に恵まれないまま命を落としているという深刻な社会問題となっています。
そのため、保護犬を家族に迎えることは、こうした命を救うことが出来るんですね。
ただ、一人で何頭も引き取ることは難しいと思います。
しかし、多くの人が保護犬を引き取ることが出来れば、処分される数も少なくなります。
個性豊かな犬たちと出会える
保護犬の中には、子犬から成犬までさまざまな年齢や性格、そして犬種の犬たちがいます。
また、純血種だけではなく雑種の犬も多く、どれも個性豊かです。
そのため、新しい家族として迎える際には、犬の性格や特性、そしてあなたのライフスタイルに合った犬を選ぶことが出来るのです。
例えば、穏やかな性格の犬や元気いっぱいな犬など、その魅力は各々異なります。
保護犬との出会いは、自分の新しい生活を送るための、かけがえのない相棒を見つける素晴らしいチャンスと言えますね。
生体費用がかからない
ペットショップやブリーダーから犬を購入する場合、一般的に高額な生体費用がかかります。
ですが、保護犬を迎える場合、生体費用はかかりません。
しかし、保護団体や施設によっては、譲渡する際にペット保険の加入が必須となっているケースがあります。
さらに、多くの保護団体では、ワクチン接種や不妊去勢手術など必要な医療措置を施した上で譲渡を行なっています。
このような仕組みは、家族に迎える際の初期費用を大幅に抑えることができるため、ペットとの暮らしが始めやすくなるのです。



保護犬を迎えるということは、その命を救う事にもなるワン。
保護犬を迎える際の準備と心構え
それは、保護犬を迎えるためには、どのような準備が必要なのか?について見ていきましょう。
受け入れに必要な準備
保護犬を家族として迎えるには、まず環境を整えることが必要です。
犬が安心して過ごせる空間を確保し、ケージやベッド、食器、水入れなどの基本的なアイテムを用意しましょう。
また、事前に近隣の動物病院を調べておくことはとても重要になります。
さらに、保護犬の中には過去にトラウマを経験している子も少なくありません。
我が家のミックさんも、「大きな音にビビる」「人や犬が多いところが嫌い」などのトラウマがありました。
そのため、無理に馴染ませようとするのではなく、犬のペースに合わせて安心できる環境を作ることが大切です。
最初のコミュニケーションが重要
保護犬を迎え入れて最初に行うコミュニケーションが、その後の犬との信頼関係を築く第一歩になります。
保護犬は、新しい環境に緊張したり、不安になったりすることが結構あるようです。
そのため、焦らずに少しずつ距離を縮めることがとても重要になってきます。
例えば、静かな声で話しかけたり、犬がリラックスしている時にそっと近づいたりすることで、犬が環境に慣れやすくなります。
我が家でも、最初は静かな環境(部屋の端っこ)にケージを設置しました。
また、食事やおやつを与えながらポジティブな印象を与えると良いでしょう。
最初のコミュニケーションで、犬の表情や行動をよく観察し、その気持ちに寄り添うことが必要です。
家族として迎える覚悟と責任
保護犬を迎えるということは、ただ単にペットを飼うだけでなく、家族の一員として共に生活することを意味します。
犬の寿命は10年以上と言われ、その間の食費や医療費、トレーニング費などお金が掛かることも理解しておきましょう。
また、保護犬は過去の経験から心や体に問題を抱えている場合もあり、そのケアには時間と根気が必要です。
うちのミックさんも、極度のビビり症なので、ブリーダー宅での生活で何らかのトラウマがあったのでしょう。
そのため、家族の一員として迎える覚悟と責任を持ち、最期まで愛情を注ぐ決意を持つことが何よりも大切です。



これは保護犬に限らず、いったん引き取ったら最期まで面倒を見る必要があるワン。
保護犬で注意すべき点


無事に保護犬を迎えました。
ただ、迎えたらそれで終わりではありません。
保護犬には、注意すべき点がいくつかあるのです。
行動や健康状態の確認
保護犬を迎える際には、犬の行動や健康状態について理解しておくことが重要です。
保護犬の場合、過去に辛い経験をしていたり、社会化が十分に行われていない犬が多い傾向があります。
そのため、新しい環境に慣れるまで時間がかかるケースが多いです。
そして、一部の保護犬はトラウマや体調不良を抱えていることもあるため、迎える前に里親としてこれらの現状に向かい合う覚悟が必要になります。
また、犬種や年齢、性格ごとに異なる対応が求められるので、事前に保護施設と相談することをおすすめします。
必要に応じた専門家のサポート
保護犬との生活をよりスムーズにするためには、適切なタイミングで専門家のサポートを受けることも必要です。
例えば、行動に問題がある場合には、ドッグトレーナーや動物行動学の専門家に相談すると良いでしょう。
これにより、犬が新しい家族や環境に安心して順応できるアドバイスを受けられる場合があります。
また、健康面については、動物病院で定期的な健康診断を受けさせることで、万が一の問題にも早期に対応することが出来ます。
これらプロフェッショナルの力を借りながら、保護犬のケアを進めることが、その後の生活において重要です。
トレーニングやケアのポイント
保護犬と快適な生活を送るためには、適切なトレーニングと日々のケアが欠かせません。
保護犬は、生まれながらの性格や過去の経験により、しつけが行き届いていない場合も多々あります。
「決まった場所でおしっこや糞が出来ない」「良く吠える」などです。
そのため、怒らず優しいトレーニングを心がけ、必要に応じて矯正することが必要になってきます。
また、ケアの一環として、愛情をもって接することで保護犬との信頼関係を構築するのも重要です。
さらに、定期的な散歩や適切な栄養管理を通じて、犬の心身両面の健康を保つことを忘れないようにしましょう。
これらを積み重ねていくことで、保護犬は安心して新しい家庭の一員になってきますよ。



保護犬を迎えるにあたって、色々と注意すべき点があるワン。
まとめ
保護犬とは、何らかの事情により、保護団体や施設に預けられた犬です。
純血統から雑種、さらには小型犬から大型犬までその種類は多種多様となっています。
そのため、自分の生活環境にあった保護犬が見つかる事でしょう。
ただ、保護犬の場合、過去に何らかのトラウマを抱えているケースが多々見受けられます。
そこで、保護犬を迎える場合には、焦らずゆっくりと生活環境に慣れさせる必要がありますよ。



保護犬は、焦らずゆっくりと環境に慣れさせてあげるワン。
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